私は、2017年に一社、そして2025年に一社、合計二社法人を設立しています。一社目の2017年の法人設立の際は右も左もわからず、契約した顧問税理士事務所に丸投げしました。
二社目に今回は、紙じゃなく電子ですれば4万円の節約になると知り、定款作成から登記まで自分でチャレンジすることにしました。
これから法人設立をされる方が二度と迷わなくていいように、私の調査と行動を備忘録として残しておきます。
この記事まとめ
×紙定款(全部自分で)→印紙代4万円かかる。印刷必要。公証役場の行き来大変。
△電子定款(全部自分で)→無料だけど手間かかる(ツールいるしWindows必要)
〇電子定款(マネーフォワード会社設立など)→負担5,000円だけ
マネーフォワードの会社設立というサービスがあるとは知っていましたが、実際にやってみると。めちゃめちゃ便利で前回やっておけばよかった思ったので今回シェアしておきます。というぐらい簡単でした。
紙の定款と電子定款の違い
会社をつくるときに必ず必要なのが「定款(ていかん)」で、会社の名前・住所・事業内容・役員など、会社のルールをまとめた基本書類です。
定款には、紙の定款と、電子定款の2種類があり、どちらも効力は同じですが、手間とコストが大きく違います。
紙の定款とは?自分で作れるけど高いです
紙の定款は、Wordなどで作成して印刷し、押印して公証役場に持っていく方法。昔ながらのやり方で誰でもできる反面、かなり手間がかかります。
- 公証役場用・登記用・会社保管用の3部を印刷
- 公証役場に出向いて認証してもらう
- 印紙代として4万円が必要
記載を少しでも直すと再度印紙が必要になるなど、修正も面倒です。時間もお金もかかるのがデメリット。
電子定款とは?PDFデータで作成、印紙代不要
電子定款は、紙に印刷せずにPDFデータで作成・署名・提出する方法です。マイナンバーカードなどで電子署名をつけて、データをオンラインで公証役場に送ります。
この方法なら、印紙代4万円が不要になります。
しかも、公証役場に行かずに認証手続きができるので、移動時間もゼロです。(受け取りに行くのは必要)
電子定款を作成するにはには次のような準備が必要です。
- マイナンバーカード
- カードリーダー(ICチップを読み取る機器)
- 電子署名ソフト
紙と電子の違いまとめ
| 比較項目 | 紙の定款 | 電子定款 |
|---|---|---|
| 作成方法 | Wordなどで作成して印刷・押印 | PDFに電子署名して送信 |
| 手続き方法 | 公証役場に持参して認証 | オンラインで認証 |
| 印紙代 | 4万円かかる | 不要(0円) |
| 必要なもの | 印鑑・印鑑証明書・印紙 | マイナンバーカード・カードリーダー・電子署名ソフト |
| 対応パソコン | どのPCでもOK | Windows推奨(Macは非対応) |
| 所要時間 | 半日〜1日 | 15〜30分で完了 |
| 修正対応 | 再印刷・再押印が必要 | PDFを修正して再送信だけ |
| コスト | 約5万円前後(印紙+交通費) | 実質半額以下 |
| 利便性 | アナログで手間が多い | 早い・安い・簡単 |
紙の定款or電子定款はどっちが便利?電子定款一択です。
ここまでの比較を見ればわかるように、印紙代4万円が不要になりオンラインで完結できるので、紙の定款より電子定款という選択肢になります。
これから会社を設立するなら、迷わず電子定款を選ぶのがおすすめです。
次に、電子定款をどうやって作るかかが問題です。
電子定款は「自分でやる」か「サービスを使う」かの2択
電子定款を作る方法は2つあります。
- 自分で電子定款を作成する
- マネーフォワードなどのサービスを使う
この2つの違いを比べてみましょう。
| 比較項目 | 自分で作成する場合 | マネーフォワードを使う場合 |
|---|---|---|
| 準備 | 電子証明書・署名ソフト・ICカードリーダー・Windows環境 | 会員登録だけでOK |
| 作業内容 | ソフトをインストールして申請書類を設定し、署名ファイルを作成して送信 | 入力フォームに沿って情報を入力するだけ |
| 所要時間 | 数時間〜半日 | 約15分 |
| 手間 | 専門知識が必要でミスしやすい | 画面案内があるので誰でも簡単 |
| 費用 | 無料(ただし準備にお金がかかる) | 5,000円前後で電子定款代行+サポート付き |
| リスク | 設定ミスで認証エラー・再提出の可能性 | 手続きの流れを自動で案内してくれるので安心 |
実際にやってみると、「自分でやる」は想像以上に大変
私も最初、自分で電子定款を作ってみようと思いました。
ですが、実際にやってみると壁だらけです。
- 法務省の「申請用総合ソフト」をダウンロード(Windows限定)
- Adobe Acrobatの電子署名設定
- マイナンバーカードの署名用パスワード設定
- 公証役場とのデータ授受
- 電子証明書の有効期限や署名エラー対処
作業を一歩間違えると認証が通らず、再提出とのこと。
自分でやってみようと思いました、正直途中で心が折れました。
印紙代は節約できてもしかも時間がかかる…Time is money。
Macユーザーへの落とし穴
そしてMacユーザーには落とし穴が待っています。
Macでは法務省のシステムが動かないため、電子定款を自分で作るのはほぼ不可能です。(役所手続きあるある)
やろうと思えば、Boot CampでWindowsをインストール仮想環境(Parallelsなど)でWindowsを動かすという手段もありますが、ここまでやるくらいならマネーフォワードなどのサービスを使った方が圧倒的に早いです。
電子定款×マネーフォワードが一番賢い選択肢!
マネーフォワードなら、電子定款がたった5,000円で完結

そんなときふと思い出したのが、マネーフォワード会社設立です。会員登録して、会社情報をフォームに入力していくだけ。あとは自動で電子署名・公証役場連携まで完了します。
まじで簡単です。
しかも費用はたったの5,000円(税込)。(司法書士事務所への依頼料)5,000円払えば手続きを自分でやる必要なし。Macユーザーでも問題なし。公証人とのやり取りも全部代行してくれます。
つまり、
印紙代4万円が不要になり、電子定款作業を5,000円だけで外注できる。
これだけで実質3万5千円以上の節約です。
マネーフォワードで定款作成やってみた
無料会員登録

会社情報を入力
- 会社名と所在地連絡先
- 代表情報
- 出資金
などを入力します。
このタイミングで登記先の住所が必要
事業目的を作成

事業目的は記載された事業以外行うことができないので、今から行う事業だけなく将来的に行う可能性のある事業も含めておくのがおすすめです。
記載していない事業を行う場合には定款変更を行う必要があり、定款の目的変更にかかる費用は、「登録免許税(3万円)」がかかります。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIと一緒に考えてもらうのも一つの手段
資本金と決算を決める

資本金や取締役の任期、決算月、公告の方法を決めます。
ちなみに公告の方法は官報と電子公告がありますが、弊社は官報を選択しました。
ここまでで定款の情報入力が完了です。
行政書士へ振込・依頼
受け取りの公証役場などを指定するページを進むと依頼する担当行政書士が表示されるので、認証手数料の5,000円を指定口座に振込をします。

行政書士が手続き開始
担当の行政書士事務所より連絡があり、手続きが開始。

5営業日で定款が納品されます。定款作成を急ぐ場合は+1万円で3営業日で納品してくれるオプションもあり。
納品の連絡が入ったらあからじめ指定していた公証役場に定款を取得しにいくだけです
電子定款はマネーフォワード一択
- 紙の定款より電子定款が安い(印紙代不要)
- 自分でやるよりマネーフォワードの方が早くて確実
- 失敗リスクもゼロで、サポートもついている
法人設立の最初の関門でつまずかないためにも、電子定款は自分で苦労するより、マネーフォワード会社設立でスムーズに進めるのが圧倒的におすすめです。

