この記事ではAdobe Stock公式情報をもとに、ライセンスの種類や商用利用時の注意点をわかりやすくまとめます。この記事を読めば、通常ライセンス、強化ライセンス、拡張ライセンス、限定ライセンス、エディトリアル専用素材、オーディオ素材の違いがスッキリ理解できるはずです。ぜひ参考にして、Adobe Stockを安心・安全に活用してください。
Adobe Stockのライセンスは大きく分けて4種類
Adobe Stockには、大きく分けると以下の4つのライセンス形態があります。加えて、エディトリアル専用素材やオーディオ素材にはそれぞれ独自の制限があり、さらにAdobe Expressのアプリ内では限定ライセンスが適用される場合があります。
- 通常ライセンス
- 強化ライセンス
- 拡張ライセンス
- 限定ライセンス(Adobe Express向け)
加えて、エディトリアル専用素材やオーディオ素材には別途ルールがあるので要注意。まずは、それぞれのライセンスがどんな用途でどこまで使えるのか、ざっくり押さえておきましょう。
Adobe Stockの各ライセンスの比較と使用範囲
ライセンス比較表
Adobe Stock公式が提示しているライセンス比較表は、以下のとおりです。
| 用途 | 通常ライセンス | 強化ライセンス | 拡張ライセンス |
|---|---|---|---|
| Web表示回数無制限 | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| Eメールマーケティング、モバイル広告、ソーシャルメディア、放送番組での素材の使用 * | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 素材の修正ができる * | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 素材の500,000部までの印刷または表示 | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 素材の500,000部以上の印刷または表示 | ❌ | ✔️ | ✔️ |
| 商品、テンプレート、そのほかの再販を目的とした製品への使用 * | ❌ | ❌ | ✔️ |
*エディトリアル専用素材には追加の制限があります。
この表を見れば分かるように、**より大規模な商用利用や「素材そのものが商品になる場合」**には拡張ライセンスが必要になるのがポイントです。
Adobe Stockの各ライセンスの詳細
通常ライセンス
概要
- ほとんどの写真、ベクター素材、イラストが通常ライセンスで提供されます。
- 最大500,000部の印刷や表示、SNS・YouTubeなどでの使用が想定される場合はこれでOK。
具体的な使用例
- Webサイトやブログ、SNSへの投稿(閲覧制限なし)
- Eメールマーケティングやモバイル広告、放送番組(視聴者数が50万人未満想定)
- チラシやパンフレット、雑誌などの印刷物(50万部未満)
- 教科書などの印刷物でも、「素材自体が主な購入目的」にならない範囲で利用可能
禁止事項
- 素材自体が主な購入目的となる商品(グッズ、テンプレートなど)の再販
- 独立したファイルとして配布や販売
- 複数の雇用主やクライアントにまとめてライセンスを譲渡(個別購入は別)
ポイント: 一般的なビジネス用途(SNS広告やサイト掲載、チラシ配布など)であれば、通常ライセンスでほぼカバーできます。ただし、50万部以上の大規模印刷やグッズ販売などは対象外です。
強化ライセンス
概要
- ビデオやテンプレート、3Dアセット、プレミアムコレクションなどに付与されるライセンス形態です。
- 通常ライセンスのすべての権利に加えて、「印刷部数や表示回数の上限なし」で利用できます。
具体的な使用例
- 大規模な広告キャンペーンでのビデオ素材の使用
- 大量発行が見込まれるパンフレットや雑誌(50万部を超える印刷部数)への使用
- TVコマーシャルなど、視聴者数や利用回数に制限をかけたくない場合
禁止事項
- 独立したファイルとしての再配布
- 素材自体が主な購入目的となる商品、テンプレートの作成・再販
ポイント: 大規模プロジェクトや印刷部数が多いメディア利用を想定している場合は強化ライセンスを選びましょう。通常ライセンスではカバーできない「50万部以上」への印刷でも問題なく使えます。
拡張ライセンス
概要
- 強化ライセンスの権利に加えて、「素材そのものを商品化」して販売できる権利も付与されます。
- Tシャツやマグカップなど、素材をメインデザインにしたグッズ販売が可能。
具体的な使用例
- オリジナルグッズ(Tシャツ、マグカップ、ポスター)へのプリント→販売
- 商品パッケージやテンプレートの作成・配布
- 大量発行の出版物(50万部超)の表紙や挿絵
禁止事項
- 素材を独立したファイルとして再配布(そのまま売る行為はNG)
ポイント: 「素材を使ってグッズを販売したい」「ECサイトで商品化したい」といった場合は、拡張ライセンスが必須。多少コストはかかりますが、ビジネス的な拡張性を考えるなら損のない選択です。
限定ライセンス(Adobe Express)
概要
- Adobe Expressのアプリ内で提供される一部のアセットには、限定ライセンスが付属しています。
- Adobe Expressでの利用に特化したライセンスで、アプリ内プロジェクトとして使う分には自由度が高いものの、独立ファイルとして書き出すことは基本的にNG。
可能なこと
- Adobe Expressアプリ内でアセットを使用
- 作成したプロジェクトをダウンロードまたは公開して、アプリ外で使用(ただし素材単体での利用ではなく、あくまでも「プロジェクト」として書き出したもの)
禁止事項
- 素材を独立したファイルとしてダウンロード、書き出し、共有
- Adobe Expressの有料メンバーシップが終了後、新しいプロジェクトに素材を利用
- テンプレートや商品として二次配布(オリジナル作品に組み込む場合を除く)
ポイント: Adobe Expressで軽くデザインを作りたいだけ、という方には便利ですが、別のデザインツールで本格的に加工したい場合は、通常〜拡張ライセンスで入手する必要があります。
エディトリアル専用素材は「報道目的」に限る
通常、強化、拡張ライセンスとは別に、「エディトリアル専用」と表記のある素材は下記の追加制限があります。
- 報道価値のある出来事やトピックに関連した「新聞、雑誌記事、ニュースブログ」といったメディアでのみ使用可。
- 広告、プロモーション、営利目的の販売に利用不可。
- 画質の微調整や軽微なトリミング以外、大幅な加工や文脈の変更は不可。
- 使用時にはクレジットライン(例:「エージェンシー名/著作者名 – stock.adobe.com」)を必ず表記。
エディトリアル専用素材は商用利用が制限されるので、広告や商品パッケージには使えません。ニュース記事やブログで報道性のある内容を扱うときに限定して利用しましょう。
オーディオ素材:通常ライセンスと拡張ライセンス
Adobe Stockで入手できるオーディオ素材(音楽)のライセンスは、基本的にロイヤリティフリーで期間や回数の制限はありません。ただし、以下の2種類があります。
- オーディオ通常ライセンス
- オーディオ拡張ライセンス
オーディオ通常ライセンス
- 一般的な用途(Webサイト、SNS、デジタル広告、企業プレゼンなど)はOK
- テレビ・ラジオでの放送や、有料オンデマンド配信、ゲーム、アプリケーション、劇場公開などの場合は不可 → その場合は拡張ライセンスが必要
オーディオ拡張ライセンス
- 上記のようなテレビ・ラジオ、劇場、ゲームなど、大規模・特殊な配信媒体でも使用可能
- 音楽素材単独で販売・再配布はNG
- リミックスやマッシュアップなどの大幅な加工もできないので注意
禁止事項(共通)
- オーディオ素材単体の再配布
- オーディオ素材自体が最終製品の価値を左右するような再販売
- テンプレートやロゴなど、企業ブランディングへの直接組み込み
商用利用で気をつけるべきポイント
- ライセンスの範囲を超えない
- 例えば「グッズ販売をするのに通常ライセンスだけで済ませる」のはNGです。
- 再配布や二次販売はしない
- 基本的に「素材そのものを売る」行為はどのライセンスでも禁止。
- クレジット表記の要不要を確認
- エディトリアル専用素材はクレジットラインの表記が必須など、特別なルールあり。
- 使用媒体や印刷部数、配布形態をあらかじめ想定
- 途中で用途が変わる場合は、あらかじめ広めのライセンス(強化ライセンスや拡張ライセンス)を検討すると安心。
まとめ:正しいライセンス選択で安全にビジネスを拡大しよう
- 通常ライセンス:一般的な広告やSNS、50万部未満の印刷物までOK
- 強化ライセンス:印刷部数や表示回数に上限なく使用可能(商品化は不可)
- 拡張ライセンス:商品化や再販を伴うビジネス利用が可能
- 限定ライセンス(Adobe Express):Adobe Expressアプリ内での利用に限定
- エディトリアル専用素材:報道目的に限定して使用可
- オーディオ素材:テレビ・ラジオ、劇場公開などで使う場合は拡張ライセンスが必要
ポイントは、「どのくらいの規模で使うか」「素材自体を商品化して収益を得るかどうか」です。 ここをしっかり把握したうえで、必要なライセンスを選択すれば、法律的にも安心してAdobe Stockの素材を利用できます。
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